■検証環境
・Windows Vista SP2
・ウイルスセキュリティZERO
・Core2 DUO E6850
■症状
特定のフォルダにエクスプローラでアクセスすると、CPUの使用率が異常に高くなる。
タスクマネージャのプロセスを見るとdllhost.exeが50%(※参考にさらに情報あり)になっている。
■経緯
・インターネットから動画の「.avi」ファイルをダウンロードした。
・ダウンロードした動画は、再生するとプレイヤーが固まって再生できない。
・ダウンロードした動画は、「使用中」と言われてエクスプローラから削除できない。
再起動すれば削除できるようになると考え、放置・そのまま忘却しました。
数日後ファイルの削除を思い出し、エクスプローラで削除しようとしたができず。
ウイルスの感染が疑われたので、チェックをしてみました。
・ウイルスZEROで検査するも異常なし。
・「dllhost.exe」のスキャン。
・ダウンロードした動画ファイルのスキャン。
・PC全体のスキャン。
・Symantecのオンラインスキャンをしても、何も検出されない。
http://security.symantec.com/sscv6/home.asp?langid=jp
・セキュリティスキャン
・ウイルス検査
・トレンドマイクロのオンラインスキャンをしても、何も検出されない。
http://www.trendflexsecurity.jp/housecall/
下記の参考ページの事例を知り、
サムネルを作成する際に「dllhost.exe」が暴走するケースがあるとのことなので検証。
・PC再起動直後、タスクマネージャーに「dllhost.exe」なし。
・ダウンロードしたファイルをエクスプローラで表示、「dllhost.exe」が現れる。
・エクスプローラの表示形式を変更して検証
・タスクマネージャから「dllhost.exe」を終了させる。
・エクスプローラの表示形式を「詳細」にする。
・「F5」キーを押す。「dllhost.exe」は出てこない。
・エクスプローラの表示形式を「中アイコン」にする。
・「F5」キーを押す。「dllhost.exe」がタスクマネージャでCPU50%となる。
■結論
・ダウンロードした動画ファイルの破損が原因。
サムネルを作成するときに「dllhost.exe」が暴走したと推測。
■対処
・「dllhost.exe」を強制終了。エクスプローラから動画ファイルを削除。
・経過観察とする。
・ウイルス対策は慎重に。
■参考
オーシャンパソコンレスキュー
「dllhost.exeの暴走。イメージサムネール等が作成できない 」
http://www.ocean-internet.com/rescue/519
・2コアのCPUだと、dllhost.exeのCPU使用率が50%になるとのこと。
CPUが1コアだと100%、クアッドコアだと25%になるのかな?(未検証)
・「.WMV」ファイルが破損したときに、同様の現象が起こったとのこと。
・Windows 7 でも同様の症状が起こるらしい。
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